ドメインを取得しても、安易にメールアドレスを作らない方がよいと思う

みなさん、自分のWebサイトを公開するために、#ドメインを取得すると思いますが、その際に気を付けていることがあります。

それは…

安易にメールアドレスを作らないことです。

自分が生きているうちは、基本的に、#ドメインの更新を忘れることはないと思います。

しかし、私たちは、いつどこでなにが起こるか分からない環境にいます。

外を歩いていたら、突然事故にあって亡くなる可能性だってあるわけです。もし、自分の身に万が一のことがあり、ドメインの更新ができなかった場合、どうなるでしょうか?

更新期限が過ぎてしまい、#ドメインは失効し、第三者に#ドメインが渡ってしまいます。

その第三者が、メールをキャッチオールするように設定すれば、その#ドメインのメールを全て受信できてしまいます。

たとえば、Cloudflareの場合、以下のように記載されている通り、管理画面から簡単に設定できます。

Cloudflare Email Routing
容易なアドレス作成とメール転送が無料で
ドメインのカスタムメールアドレスを作成します。
設定されていないアドレス用のキャッチオールアドレスをオプションで追加します。
お好みの受信箱へメールを転送します。
すべて、プライマリメールアドレスを決して露出することなく行います。

Email Routing | アドレス作成とメール転送が簡単に | Cloudflare

失効のリスクのほかに、メインのメールアドレスとして使ってしまうと、将来にわたり、#ドメインを捨てることが難しい状況になります。

そのため、#ドメインを取得した際に、安易にメールアドレスを作ると、万が一のリスクがあるので、十分に気をつけましょう…

gandi.netの以下のブログを見ると、近しいことが書いてありました。

Facebook や Twitter などのソーシャル メディアのプロフィールは、一部の金融機関と同様に、電子メール アドレスにリンクされています。
個人アカウントとは別に、電子メール アドレスは、(有効期限が切れていない) ドメイン名などのオンライン資産を管理するアカウントにリンクできます。
ユーザーまたはオンライン サービスが (場合によっては自動的に) ホストされているドメイン名に電子メールを送信しようとしたときに、そのドメインが存在しない場合、電子メールはバウンスされます。
その結果、ドメイン名の有効期限が切れると、そのドメイン名に送信される可能性のある電子メールにとっても魅力的なものになります。
再登録された期限切れドメインに設定されたキャッチオール電子メール アドレスは、あらゆる電子メールをキャプチャすることができ、ソーシャル メディア プロファイル、銀行口座、ドメイン名、IP アドレス ブロックへのアクセスを他人に与えてしまう可能性があります。

The domain name afterlife

私は、家族ができ、子供が大きくなるにつれて、自分の#死後のことを意識するようになりました。

少し大げさかもしれませんが、#ドメインやメールアドレスだけでなく、パスワードマネージャーなど、家族が困らないように、日々意識して準備しておいても良いのかもしれません…

1Passwordのファミリープランを検討しないと。